異臭調査|臭気対策

異臭調査

臭気判定士の鼻による調査

国家資格であり、さまざまな現場のニオイを体感している臭気判定士が鼻の官能により
異臭成分の質をさぐります。また、6段階の臭気強度でニオイの強度を評価します。

 

臭気判定士は5年に一回の免許更新があり、その際に鼻の官能試験に合格しなければなりません。
ただ、この試験はソムリエのようなものではなく、正常な嗅覚の持ち主であるかを
チェックするものです。

 

今までに体感したニオイのデータを刻み込んだ脳が、大事な武器となります。

 

6段階臭気強度表

臭気強度

内 容

0

無臭

1

やっと感知できるニオイ

2

何のニオイであるかわかる弱いニオイ

3

楽に感知できるニオイ

4

強いニオイ

5

強烈なニオイ

 

 

悪臭防止法における規制では、臭気強度2.5から3.5の間 で規制されます。

臭気センサーによる調査

臭気センサーはいろいろなものが販売されていますが、各種機械の癖があります。

 

センサーの利点は、デジタルの数値でニオイのレベルをハッキリと比較できることと、
敏感に反応することです。

 

逆に欠点は、何のニオイに反応しているかわからないこと。
すなわち、複合臭や臭気の質が変わるような場合には、利用できないことがあります。

 

 

例えば、悪臭成分が消臭剤で消えても、その消臭剤にアルコールが含まれていると、
そのアルコール臭にセンサーが反応してしまいます。

 

火災現場の脱臭作業では、新しい建材のもつ臭気の影響を受けてしまうので、
復旧前後の測定が参考にならないことがあります。
検証が必要な場合には、利用する消臭剤のセンサーへの影響を考慮しながら、
脱臭作業前後の測定比較が可能なポイントを検討します。

 

臭気センサーとガス検知管

 

 

成分濃度測定による調査

臭気成分濃度による調査は、

 

ガス検知管を利用して、その場で測定値を得る調査と
臭気を捕集してからラボにおいて精密分析にかけて測定値を得る調査になります。

 

ガス検知管の利用は、対象となるガス成分の見当がつく場合に有効です。
ただし、臭気成分によっては検知管に反応が現れない低い濃度で、
強烈に臭気を放つものがありますので考慮が必要です。

 

精密分析は、臭気成分の性質によって捕集方法を考慮しなければなりません。
ですから、全くわからないニオイを何のニオイかを判明させるには、
何種類もの測定をする必要があり、非常に手間とコストがかかります。

 

しかし、有機化合物などの似たような種類の成分の場合には、
波形データのデータベースの照合により、容易に判明する場合もあります。
シックハウス症候群が疑われるような建材からの臭気調査の場合には
規制物質以外の揮発性有機化合物を判明することができます。

 

 

 

臭気濃度測定による調査

臭気は、様々なニオイが混ざった複合臭として問題になることが多いです。

 

その為、人間の鼻で実際にどの程度のニオイの強さであるかを算出する必要があり、
それが臭気濃度です。

 

臭気濃度とは、その臭気を何倍の無臭空気で薄めたらニオイが感じなくなるのかを、
確率統計論を用いて算出したものです。

 

公定法で臭気濃度を算出するには、嗅覚検査をクリアしたモニターが6名必要です。
オペレーターも2名必要となります。

 

排気口からの臭気対策では、特にこの臭気濃度が大事なデータとなります。
脱臭装置や消臭剤のデモテストの検証に、有用な測定です。


ホーム RSS購読 サイトマップ
ホーム 臭気対策の基礎知識 臭気調査 脱臭作業 カビ対策 会社案内